2012/10/02

今月の”観た!” ~年間100本切りへの道程~ 2012年9月

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今年の映画レビュー これまでのものはコチラ↓
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9月観た映画の整理。なんやかんや忙しいとか言いながら、ちょっとした空き時間とか、朝早起きしてがんばって8本観ました。ほとんどがTV放送した作品の録画だったので、なんとなく大衆的かつ、たまたまですけどスリリング&サスペンスな感じの並びになってしまった笑 

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aginさんの本棚 - 2012年09月 (8作品)
ミスト [DVD]
読了日:09月08日
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運命のボタン [DVD]
読了日:09月08日
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アウトレイジ [DVD]
読了日:09月08日
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最強のふたり
読了日:09月09日
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スピード [DVD]
読了日:09月30日
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劇場で観れたのは「最強のふたり」。障害者モノではあるのですが全く説教くさくなく辛気臭くなく、フランスの冬の清々しい空気が伝わってくるような軽妙な映画でした。ドリスがフィリップの心の檻を外していく象徴ともいえる音楽が80’sディスコ&ファンクフィーチャーな選曲ばかりで、なんか嬉しかったっすね。

ベストは、これも今更ですいませんなのですが、「ミスト」でしたね。あんまり僕は、ホラーとかモンスターとかクリーチャーとか、”リアリティがないのに怖い”みたいな映画をこれまで見てこなくて、なんでかって言うとどうしても安っぽくなりがちだからなのです。安っぽいっていうのはお金をかけていないという意味では無くて、どんなに特撮にお金をかけても、結局は”未知のクリーチャー”の造形や描写にすべての労力をとられ、人間心理の描写にリアリティがなくなってる場合が多いっていう意味での安っぽさです。バイオハザードシリーズとかまさにそれ。でもミストは違ったわけです。あんまり書くとネタばれになっちゃうんで気をつけないとなんだけど、この作品におけるクリーチャーはあくまでも、人間の集団心理の狂気と、命や運命の価値に対して自己決定的であるに決まっているという傲慢から来るラストの悲劇に帰結させるための、あくまでも背景みたいなもの。本当に描きたいのはクリーチャーではないというのが、かなり慧眼だなと思います。最初に出てくるタコ足とか正直、かなりチープなんですけど、それがチープであるがゆえに際立つと言ってもいいかもしれない、集団狂気の描写が、空恐ろしい。ラストは、人によってはあっけないとか、何がいいたいのか分からないとか、そんなに驚くべき結末か?とか意見が割れると思いますけど、そこに至るまでにちりばめられあ伏線と、主人公が息子に対してした約束の内容を思い出すと、なかなかエグくて咀嚼しがたい投げかけになっていると思う。決して後味のいい映画じゃないですけど、エネルギー量のすごさという意味で5つ星。

その他にもいろいろ、今更ですいません的なアクション・SF・クライムものをいくつか観たという9月でいたけど、「アウトレイジ」は面白かったですね。これまたヤクザモノって全然観てこなかったし、何が楽しいのか想像したこともなかったのだけど、何のことはない。あまりに遠い世界過ぎてリアリティがないから、ある種のファンタジーみたいに観れるのが面白いんだろう笑 男のオスとしての本能丸出しな彼らの生きざまが面白くて、続編気になる感じでした。
古典をたくさん観たいとか言ってた癖に、あんまり観れなかった9月。10月は1年で一番好きな季節なので、もしかしたら映画なんか観てる暇ないくらいに外に出かけてしまうかもしれないけど、ちょくちょく観ていきたい所存です。もうちょっと近所にレンタルできる場所があればなあなんて思ったり。ちなみに年間100作まで現在、71/100。ひと月10本ペースで、年末まで楽しみたいすね。

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