2013/02/11

ピアニストに関する微視と虚視 1

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よく見ろーよく見るんだ!

社会人になってから音楽に対して、学生のときよりもよくも悪くも、ざっくりとした構えになったと思う。細かい指の使い方とか音の運び方とかではなくて、アウトプットされるバンド全体の出音が、イケてるかどうかを、なるべく右脳で捉える。まあこう書くと難しいですが要するに「何も考えずに、好きか嫌いかで聴く」っていう、普通の耳で聞くことが多くなったんですね。(その結果、テクニックをひけらかすような音楽は聞けなくなり、フュージョンも聞いてて疲れちゃうようになった…w)

ただ最近、今一度「鍵盤楽器を弾く」ということを寄りの目線でしっかり捉え直したいと思うようになって。どう弾くとどう音が出るのか。もっとプレイから出音を考えるように。そういう風に考えて、もっと『キーボーディストのプレイ自体』を微視しようと。プレイヤーの耳を復活させようってことです。ざっくり聴く「虚視」を持って、今一度微視することでわかることがおおい気がします。

で、手始めに、「こうなりたい・こう弾きたい」を思うプレイリストを作ってみました。プレイをより微視するという意味で、楽器で分けて捉える必要があるので、まずは「ピアノ」のリストから。

1.   Stitched Up / John Mayer
2.   Wild Honey / Dr. John
3.   Zak And Sara / Ben Folds
4.   Fever / Joe Sample
5.   秘密 / 東京事変
6.   ラーメンたべたい / 矢野顕子
7.   If I Ain't Got You / Alicia Keys
8.   My Life / Billy Joel
9.   I Love Being Here With You / Diana Krall
10. Everything / MISIA
11. これからむかえにいくよ / スガシカオ
12. Mais Que Nada / Sergio Mendes
13. LET LOVE LEAD ME / 佐藤竹善
14. Signed,Sealed,I'm Yours / Stuff
15. Chloe Meets Gershwin / Michel Petrucciani
16. Pra Voce / Michel Camilo
17. The "IN" Crowd / Ramsey Lewis Trio
18. Bring On The Night / Sting
19. はなればなれ / クラムボン
20. 丸の内サディスティック / 椎名林檎
21. Tombo In 7/4 / Michel Camilo
22. You've Got A Friend / Carole King 
23. These Are The Days / Jamie Cullum

うーん、ここにあるエッセンスが欲しい!と思う完全に独断による選出で、かなりピアノの出音にフォーカスされてます。ここにいるピアノレジェンドたちを整理すると…

Herbie Hancock
Dr.John 
Ben Folds
Joe Sample
伊澤一葉
矢野顕子
Alicia Keys
Billy Joel
Diana Krall
重実徹
森俊之
Sergio Mendes
塩谷哲
Richard Tee
Michel Petrucciani
Michel Camilo
Ramsey Lewis
Kenneth Kirkland
原田郁子
Carole King 
Jamie Cullum


ハービーやジョーサンプルの脱力感とスピードが欲しい。伊澤さんや重実さんのようなバンドをつなぎ合わせる包容力が欲しい。セルジオメンデスやラムゼイルイスの洒脱さが欲しい。リチャードティーやペトルチアーニの駆動力が欲しい。ジェイミーカラムやドクタージョンのような自由が欲しい。ベンフォールズやカミロのような熱量が欲しい。アリシアやビリージョエルや矢野顕子、キャロルキングのような歌心が欲しい…

くそう、みんなかっこ良すぎる。



今日から毎週一回、ピアニストに関するアナリーゼをしていこうと思います。どう弾いたらあーなるのか。なにをエッセンスとしていただけるのか。はてさて、自分はどこまでいけるのか… 

やっぱり、虚視も大事だけど、微視は楽しい。練習しよう。練習練習…

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